自分をご機嫌にするヒント

人生にはデコボコがつきもの。自分をご機嫌にする方法を見つけて、楽しく生きるヒントをご紹介。

好きなことが上手であるとは限らない

好きなこと=上手にできる

 

ではありませんよね。好きなのに苦手。好きなのにうまくできない。好きなのに他者からの評価は低い。このジレンマにずいぶんと悩まされてきました。

 

でも年をとるって素晴らしいですね。少々のことは気にならなくなるし、なによりも図々しさが増す。(私の場合)最近では下手でもなんでも楽しいければいい。好きなことはどっちみちやめられないんだから。と開き直っております。

 

その最たるものが『絵を描く』ことです。学校の先生や周りの大人たちから『変な絵』『色がおかしい』『そんなところから手は出てないでしょう』と言われ続け、絵を描くことが悪いような扱いを受けてきました。

 

そもそも形をとることができません。顔の輪郭、目、鼻、口。胴体、手足。風景にしても見たままを模写することができない。空間がゆがんで見えるんです。自分の目に見えているものと、他の人が見ている世界にはかなりギャップがあるらしく。視力が弱いことが影響しているのかな、と思ったりします。

 

大人になれば、あれこれ考察する術ができてきます。その多くは経験に基づくものですね。しかしながら子どもはそうじゃありません。先生、大人の評価が全てだし、それが正解なんだと思い込んでしまいます。実際に私もそうでした。『私の描く絵は変だから、人に見せちゃいけないんだ』と思ってしまったんですね。

 

でも、私の神様がこういいました。(妹のこと)「楽しく描けばいいじゃない、好きなら描いたらいいじゃない」。「でも顔とか、体とか、ちゃんと書けないし」私がそう答えると「描けるとこだけ描けばいいじゃない」とも。

 

目からウロコっていうんですか。そんな風にいってもらったことがなかったので、衝撃を受けました。そうか、描けないなら描かなくていんだ。さらには、「お姉ちゃんは画家になりたいの? それとも好きだから描きたいのどっち」と訊かれハッとしましたね。「好きだから描きたい」。そう絵を描くことが好きなんです。画家になりたいわけじゃないし、誰かに評価してほしいわけでもない。そりゃあ、褒められたら嬉しいですけどね。

 

オリジナルイラスト

 

神様からのありがたいお言葉をちょうだいし、私は絵を描くことを楽しんでいます。いや、本当に楽しい。どうして今まで描かなかったのか悔やまれるくらい楽しい。

 

私と同じように、好きだけど上手くできなくて止めてしまった経験はありませんか、もったいないですよね。好きなことを諦めてしまうのは。もちろん目標や目指しているレベルの違いはあるでしょう。だけど好きなことって、頭では諦めたつもりでも、心の奥底では生き続けているものだと思うんです。

 

100点満点を目指すより、今できる方法で好きなことをやってみたら、想像していたより楽しかったり、周りから評価されたりするかもしれません。結果はやってみないとわからないものですから