自分をご機嫌にするヒント

人生にはデコボコがつきもの。自分をご機嫌にする方法を見つけて、楽しく生きるヒントをご紹介。

伝えなければ、やっていないに等しい

ホワイトタイガーと女性

 

自分のことって、本当に理解できていないと、つくづく実感しています。それは、友人たちの何気ないひとことから、気づかされることも多い。ここ最近でいうと、幼なじみから飛び出してきた、衝撃発言もそのひとつです。

 

「〇〇は、器用やし努力せずに好きなことでラクしてパパっと稼げるからいいよね」

ん? ちょっと待って! 子どものころから一緒で、誰よりも私を知っていると思っていた彼女の言葉に、私はしばし唖然といたしました。

 

「え? 全然器用やないし、ラクして稼いでるわけじゃないよ」

 

少しばかりムッとした口調で言い返したように思います。そんな私の様子に、彼女も若干驚いた表情を浮かべていました。長年の絆がありますから、自分の本音をぶつけても、お互いの関係性が揺らぐことはありません。ですから、ランチしながら、彼女がどうしてそんな風に誤解したのかを訊いてみることにしたのです。

 

わかってくれているはず、という思い込み

 

よくよく話しを訊いていくうちに、なるほど! と納得する部分が多く、それじゃあ私が悪いワ。という結論に至りました。

 

つまりは、幼いころから一緒にいて、わざわざ言葉にしなくても、私のことをわかってくれているはずだ、という思い込みがあったのですね。これって、家族や夫婦関係においても、亀裂を生む原因になる要素だったりします。

 

「言わなくてもわかるだろう」的な傲慢発想ですね。わかるわけありません。同じ考えを持つ人間なんて、そもそも存在しないわけで、ちゃんと口にしなければ伝わらない。そのことを他人には知ったかぶってアドバイスしているくせに、自分ができていなかったわけですよ。

 

ああ、恥ずかしい! 穴にもぐって反省します。

 

 

自己開示の大切さ

 

例えば、こんなことを言われた経験はありませんか。
「それは〇〇さんだから出来るのよ」

思い返せば私、よく言われている気がします。その時点で気づけよ! って話しですね。本当に修行がまだまだ足りません。至らない点ばかりだけど、こんな自分も私は好きです。

世代のせいにするわけではないですが、日本人の気質に、努力を見せないことが美徳、という観念があります。まさに私がそうでした。というよりも、好きなことのために向上心を持ってやっていることだから、努力と感じていなかった、という方が正解か。

 

好きだから、もっと上手くなりたい。

 

そのために勉強したり、できる方法を模索することは喜びでしかないし、私にとっては、そのプロセスさえも楽しく有意義な時間。ですから努力している自覚はなく、敢えて言う必要性を感じていなかったわけです。

 

昨日「努力の選び方」という本をご紹介しましたが、まさに成果を生む必要な努力を、私はできていたということ!(自画自賛) でも、他人から見れば、何の努力もせずに、スイスイできっちゃってる人に見えていたということがわかりました。

自己開示することの大切さに気づかせてくれた、彼女に感謝の一日でしたね。

好きなこと、やりたいこと、やっていることを口にしよう

 

やっぱりね、言葉にして伝えないといけないんですよ。自分の頭で考えて、ひとりで行動しても、周りの人にはわかってもらえない。

 

・長い付き合いの友だちなんだからわかるだろう
・家族なんだからわかって当然
・夫婦だから言わなくても察してよ

 

これって、無理な相談。超能力者じゃないんだから。人は言われたこと、見たことでしか判断できません。だからこそ、言葉というコミュニケーションが生まれたんだと思います。

 

・好きなこと
・やりたいこと
・やっていること

 

どんどん発言していきましょう。いや、言わなきゃわからない。何も伝えてないのに、応援してくれない、わかってくれない、と相手を責めるのは違いますよね。

 

上手に言わなくてもいいんです。口達者になる必要なんてない。ただ、自分の想いを心を込めて話せば、その熱意は伝わります。口下手な人でも大丈夫。時間をかけて、ゆっくり自分の中から言葉を引き出していけばいい。

 

伝えたい!

 

その気持ち、意志、情熱、それが人の心を動かしますから。私も反省を活かしてバンバン発言していきます。