自分をご機嫌にするヒント

人生にはデコボコがつきもの。自分をご機嫌にする方法を見つけて、楽しく生きるヒントをご紹介。

ジャッジすることを止めると楽になる

威嚇しているライオン

 

ブログタイトルを、『自分をご機嫌にするヒント』とつけたわりに、投稿を見てみると本のことばかりになってますね。ただこれは無関係なわけでなく、本が大好きですから、自分をご機嫌にしてくれるアイテムのベスト1に君臨している証拠。とはいえ、ここいら辺で考え方というか意識の転換について書いてみようかな、と思ったりする次第です。

 

過去の自分を振り返ってみる

 

若い頃は常に戦闘モードで、鎧を何重にも纏い、手には槍を持ち、社会や周りを威嚇して吠えていた私。今考えると滑稽なくらい。なにをそんなに警戒していたのかって笑えてきます。

 

戦闘モード時代は、他人に迷惑をかけたり、悪口言われる筋合いがないことでも、色々とトラブルがついてまわっていました。そのたび「人って面倒」と悪態をつきつつ、いちいち応戦していたもので、心にはトゲトゲがいっぱい!!

 

それが40過ぎたあたりからは、時間の使い方を考えるようになり、周囲の喧騒にかかわっていてもろくなことがない、と気づいたんですね。自分を否定する人に対して、正論をかざして説得しようとしても、結局は平行線を辿るだけ。

 

しかも私も含め、自分を否定されたり批判されて嬉しい人間はいません。誰しも自分が基準だし、自分が正解なんです。相手のことを変えようなんておこがましいったらない。何様だってはなしですよ。人はそもそも分かり合えないのが当たり前。分かり合える努力は必要かもしれませんが、すっぱり切り離すことも大事。それがお互いにとっていい結果となる場合が多いのです。


私は本から人生訓を得ることが多々あります。人は理解しあえない。一見すると暴論に感じるこの捉え方は、養老孟子さんの『バカの壁』を読んで、目からウロコ状態になり、意識の変化や転換へのきっかけとなりました。

 

 

養老孟子著 バカの壁

Amazonで見る

 

この考え方に変わってから、私自身の価値観や行動はさほど変わっていないのに、周囲からの評価はずいぶんと違ってきました。重たい鎧を脱ぎ、何の意味もない槍を捨てたからでしょう。なにより人をジャッジすることを止めたことが大きいかも。初対面での印象が格段に良くなりましたね。

 

以前は・・・・。

 

目つきが悪い

とっつきにくい

言葉がキツイ

空気が読めない

協調性がない

つきあいが悪い

冷たい

感情がない

お高くとまってる

自己中心

 

と、まぁ惨憺たるお言葉の数々ををいただいておりました。これだけみると、どんだけひどい人なんだ、って感じでしょ。ただ私的には、悪口を言われても、村八分にされても、無視されても、それほど気にならなかったからスルーしていました。こういう態度もよけいに腹が立ったのかもしれませけれど。

 

現在の状況と変化

 

それが今では。

 

優しそう

聞き上手

相談に乗ってほしい

なんでもできて頼りになる

自分の意見がはっきり言えて羨ましい

周りに流されない強さがいい

独創的で話が面白い

いつも楽しそう

大らか

 

これ同じ人間? というくらいの高評価だし、自分のことだと思えない(笑) みんな騙されてるよ。といってあげたいところですが、ジャッジするのをやめたのとは逆に、はじめたことがあります。それは『相手の言葉をいったん素直に受け止める』ということ。ですから誉め言葉はありがたくちょうだいするようにしています。

 

もちろん印象が大きく変わった要因はひとつではないと思います。ふっくら体型になったことで、「優しそう」という声が多数あがるようになりましたし。見た目も影響するってことですよね。

 

 

経験から得たものは

 

経験から導き出されたことは、人はみんな違うってこと。当たり前じゃないって思いますよね。けれどその当たり前のことを頭で理解していても納得はできてないものです。納得できていれば、意見が違っても、否定されても、批判されても、「人それぞれだからね」と受け止めることができます。

 

ただ人間には感情がありますから、わかっていても気持ちがついていかないことはありますよ。はけ口やストレス発散方法を自分で見つけて、上手に対処するしかないのです。

 

世の中は矛盾に満ちているし、理不尽であふれかえっています。そのたびに腹を立てたり、相手をジャッジしていると、時間をどんどんそぎ取られて、結局は自分の首をしめることになります。で、ますますイライラが募って疲弊する。悪循環ですね。

 

自分のことを正当に評価してほしい。わかってほしい。理解してほしい。認めてほしい。これはみな同じでしょう。否定されれば傷つくし腹も立つ。だからこそジャッジすることを止めるんです。相手のことを自分の物差しで裁かない、判断しない。そうしているうち、周りの人のことが気にならなくなります。余計な雑音に耳を汚されることもないし、気持ちが揺れることも小さくなってきます。(ゼロにはならない)

 

ジャッジすることを投げ捨ててからは、自分自身のやりたいこと、好きなこと、楽しいことに集中できて、気持ちも楽でスッキリした気分になれました。

 

相手を変えることはできません。ならば自分の意識を転換する方が手っ取り早い。年をとるのも悪くないですね。無駄なものがふるいにかけられて、大切なものがしっかり見えてきますから。

 

今は特別な日々じゃなくても毎日が幸せで楽しい♡
ありがとう、感謝♫